Terpene430
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南仏プロヴァンスの大自然から「香りのフルスペクトラム」をお届けします。
(少しでも現地の情景をお届けしたいと想い、写真は全て現地で撮影してます。)

南フランスはセージ、ラベンダーなどが有名ですが、メディカルアロマが代替医療の主でもあるように、ハーブ全般の栽培がとりわけ盛んな地域です。夏から秋にかけては地域全体が匂いを発しているかのように芳香に包まれます。

地中海の海風を受ける温暖な気候と肥沃な土地は、香りと栄養成分をたっぷり含む最高品質のアロマが育まれる場所です。 フランスの東南に位置するリヨンから東西には “オリーブライン ” というアロマをたくさん含んだオリーブが育つとされる境界線があるほどです。

プロヴァンス地方はフランスの中でも最も空気の透明性が高く、年間の320日は晴天というこの地の空は、1日の始まりから、とても美しい情緒が溢れてます。地域全体が山や谷で構成され、各場所で違った自然条件を持つため、様々な自然条件に適した植物や動物が育ち、プロヴァンス全体で見ると壮大な植物多様性を息づかせています。

また、とても暖かい地域ですが雨量がとても少なく、さらに昼夜の寒暖差が激しいです。プロヴァンスの芳香の秘密は、その昼夜の寒暖の差。そして、乾燥した高気温の厳しい自然環境にあります。環境に適応する生存能力として強く鍛えられるエネルギーが、天然化合物の分子「テルペン」(テルペノイド )を濃縮させます。

さて、ヘンプエッセンシャルオイルとは何でしょうか

200種類以上のテルペノイドを含むヘンプエッセンシャルオイルは、ヘンプの中でも最も重要な物質として位置付けられています。「ヘンプテルペン」と呼ばれたりします。テルペノイドの興味深いところは、CBDやTHCなどのカンナビノイドを相互作用させる働き “アントラージュ効果”を誘発させるところです。

ヘンプの品種によりテルペノイドの含有バランス(プロファイル)は様々です。それはつまり単純な香りの違いだけではなく、メディカル効果における多様性にも繋がってきます。

香料にはいくつかの種類があります
ここでまず「香料」について簡単に触れてみます。香料には大きく分けて3種類あります。

1.天然香料
人が育てた植物から採取された香料です。その中で農薬などを一切使用していないものはオーガニックと呼ばれます。主に水蒸気蒸留製法で作られる純粋に抽出された精油で“ヘンプから抽出したヘンプ由来の精油(エッセンシャルオイル)”、“純粋天然テルペン”などと言われます。ヘンプには200以上のテルペノイド が含まれています。

2.合成香料
単体香料とも呼ばれ、石油などから化学技術によって合成された香料です。19世紀に合成香料が発明されるまで芳香とはすべて天然素材から作られていましたが、土壌、気候変化による香りのバラ付き、収穫量の不安定さ、そしてビジネス目的も含めて合成香料がより多く使われるようになってきました。

3.「単離香料」「分画香料」
天然の植物などから単一成分を、蒸留、晶出などの物理的操作などにより隔離(アイソレート)して生成したものです。例えばラベンダーからリナロールの香り成分のみの香料をとるなどがそれにあたります。これら単体にアイソレートされたテルペノイド 何種類かを人工的に組み合わせて作られたテルペンを“天然合成テルペン”、“ボタニカルテルペン”と言われています。(例:アムネシアという品種のヘンプが自然につくったテルペンノイドのプロファイルと同じ含有率になるように、上位5~7個のヘンプではない植物からアイソレーとされたテルペンを掛け合わせるような形です。)

ヘンプエッセンシャルオイルのメディカル効果としての潜在能力は?古代から現在まで民間医療や精神の向上としてなど、ヘンプに含まれるテルペノイドはその能力を発揮してきました。嗅覚は感情を司る大脳辺緑系と直接結びつき、感情や記憶を呼び覚まします。古来より儀式などにも使われてきたヘンプの香りは、意識や認知の何らかの作用を助長する働きを持ちます

ヘンプエッセンシャルオイルは、CBDオイルやコスメやベイプリキッドなどの香りを彩るだけではなく、カンナビノイドの相互効果、アントラージュ効果を高める役割もあります。現在は様々な分析と研究がテルペノイドの効能を科学的に解明し始めています。

その中には、集中力を高める、リラックスできるなどに言われるような脳に作用するだけでなく、自然治癒力や免疫力を高めるといった効能があります。例えば、アムネシア(AMNESIA)という品種から採れる精油は、てんかん、うつ病、細菌からの免疫力を向上させるといわれています。

ヘンプエッセンシャルオイルの製造方法は?

では、どのようにヘンプテルペン、つまりヘンプ由来のエッセンシャルオイルは作られているのでしょうか。フレグランスの本家フランスの伝統的な方法は「水蒸気蒸留法」です。

水蒸気蒸留法とは名の通り、水と熱と圧力だけで香りを丸ごと抽出する最もシンプルな方法です。圧力容器の中でお湯の蒸気がヘンプを経由し、香りを含んだ精油は冷却された水と分離して別に集められるようになっています。ちなみに分離された蒸気の水を“フローラルウォーター”と呼び、化粧水や石鹸などに使われます

さらにオーナーのハイレ・セラシエ氏(Haile Selassie) は、最もテルペンが豊富である土から離れたばかりのヘンプを抽出するというこだわりを持ち、経営しているいくつかの農場の現場で蒸留作業を行うことができる“モバイル式水蒸気蒸留マシーン”を所有しています。

モバイル蒸留機の次に驚くことはヘンプの量です。800kgという大量のヘンプから作られた精油はなんとたったの2.5リットルです。精油の名にふさわしい “香りのためのオイル”の収油率はこんなにも低く、こんなにも貴重な一滴なのです。

ちなみに日本の法律ではヘンプの部位規制があるため、雌花部分からではなく成熟した茎から時間をかけてエッセンシャルオイルを抽出しています。

最後におさらいです

Terpene430は、天然香料由来では無く、100%ヘンプ由来のヘンプエッセンシャルオイル(ヘンプテルペン)です。南仏プロヴァンス地方より200種類以上のテルペノイドが織りなす深く濃厚な香りをRAWでお届けしております。有機100%栽培で各種認証取得済です。